おいなりさん、こんにちは。
近年在宅ワークの仕事が増えたこともあり、都会から田舎へ越してくる方たちが増えていますよね。
僕は田舎で生まれ育ったことで、自然に囲まれて過ごす時間や実家の畑で取れた野菜、自分たちで釣った魚を食べられる機会に恵まれました。
なので、これから先もっと多くの方が地方へ移住してくれたらいいなと思っています。(僕の地元も活気づいてほしい!)
けれど反対に「ゲイである」という点からは、田舎を離れてよかったと思うことが多かったのも事実です。
そこでこの記事では、小さな田舎町を離れてみて実際に感じたメリットを5つ紹介します。
これから就職または転職などで環境が変わるとき、参考にしてもらえれば嬉しいです。

出会いの多さ
まず第一に、当たり前ですが出会える人の多さが圧倒的に違います。
これはなにもゲイの人口数だけでなく、LGBTQの人たちや性の多様性に理解を示す人たちに出会える機会の多さでもあります。
もちろんパートナーを探しているのであれば、同じゲイの割合が気になるところですが、僕はそれよりも田舎を出てはじめてストレートの友達に「ゲイである」ことを話せた、受け入れてもらえたことの方が大きかったです。
「自分の好きなタイプ」や「彼とのケンカ」について話せる友達がいるのは、本当に幸せでありがたいことだと感謝してます。
出会える人の数が多いほど、人を通して得られる気づきや学べる機会も増えるので、ぜひとも多くの出会いを積極的に探してみてください。

視野が広がる
田舎を離れてたくさんの人たちに出会うと、出会った人の数だけさまざまな生き方があることに驚きました。
「離婚して一人の方が楽しいと気づいた」
「長年付き合ってるけど結婚はしなくていい」
「恋愛や仕事より趣味に生きたい」
子どもの頃は「就職・結婚・子ども」が当たり前と思っていたけれど、田舎を出てより多くの人たちの生活を知ったことで、価値観や生き方はその人自身が決めていいんだと、これから先の人生を歩んでいくための自信をもらいました。
そしてもうひとつの大きな気づきは、誰もが悩みや問題を抱えているということ。
人の悩みは、性的指向やカミングアウトするかどうかだけではないということ。
田舎を出てさまざまな人と出会わなければ、これらの大事なことにきっと気づけなかったと思います。

距離感の違い
田舎はなんといっても人との距離が近いです。
近所に住んでいる人たちはお互いを気にかけ、相手がどんな生活を送っているのかある程度把握しているのが当たり前。
これは本来とても良いことで、よく都会から越してきた方が「人が優しい」というのは田舎ならではの人の近さにあると思います。
けれどゲイとして視点からは、ご近所さんとはある程度の距離感があった方がいいというのが正直なところ。
なので僕の場合、小さなコミュニティでお互いの距離が近い環境よりも、一歩外に出れば「大勢いる中の一人」になれる生活の方が性に合っていました。
また、道ゆく人やお店の店員さんなど、不特定多数の人の生活を垣間見ることができるのも都会で暮らす良い点だと思います。

多様性への理解度
生きていくにはお金が必要だし、毎月の支払いをするため働いてお金を稼ぐ必要があります。
できれば安定した職場に長く勤めたいというのが、誰もが願うところなのではないでしょうか。
そこで重要なポイントになってくるのが職場の雰囲気、つまり「企業文化」です。
僕は日系企業に約2年、外資企業に5年以上勤めていますが、外資では10月11日に「国際カミングアウトデー」を社内で祝うなど、多様性への積極的な取り組みがされています。
企業によって多少の差異があるかもしれませんが、これから徐々に日系企業でもこういった文化が広がっていくかと思われます。
ですが、残念ながらこれは地方だとまだまだ先のはなし。
多様性が理解されやすい環境で働ける可能性はやはり都心の方が多いのが現状です。

家族の大切さ
最後に、またまた当たり前のことを言うかもしれないのですが、田舎を出ると「家族のありがたみ」が身に沁みます。(これは田舎とか都会とか関係ないですね)
僕がはじめて地元を離れたのは大学生のときで、その後海外へ行ったり東京に住んだりしました。
年に数回しか実家に帰れない暮らしは寂しいですが、その分帰省するたびに改めて田舎の自然や家族との時間の大切さに気づきます。
また、地元を離れて暮らしていれば、家族を田舎から連れ出すという方法で孝行することもできます。
「たまにはこっちに遊びにきて」とメッセージを送れば、コミュニケーションをとるきっかけにもなるのでおすすめ。
普段の生活から抜け出すことで、きっと家族もリフレッシュできますよ。

おわりに
田舎から飛び出したことで、僕はたくさんの人との出会いや学びの機会を得ることができました。
もちろん良いことばかりではなく、失敗や人間関係で傷ついたこともあります。
それでもやっぱり田舎を出ることで自分の生き方を見つけることができたし、離れたことで田舎のありがたみをより強く感じることもできたので、価値のあることだったと思います。(実家で採れた米は何よりもうまい)
これからおいなりさんが環境を変えるとき、または新しいことに挑戦するときに、この記事が参考文献のひとつとなることを祈ってます。
体に気をつけてね。そいじゃ。
